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アフガンは明日の台湾ではない!

アフガン政府の崩壊を受けて、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は17日の社説で「台湾の最良の選択肢は、アメリカに頼って中国大陸に対抗する路線を大幅に軌道修正することだ」と台湾に揺さぶりをかけている。

アフガニスタンからの米軍撤収に乗じたイスラム原理主義勢力タリバンの復権を受け、中国の軍事的圧迫を受けている台湾では「アメリカは信用できない」「きょうのアフガンは明日の台湾」といった議論が浮上し、中国の影響を受けた野党国民党から、アメリカとの関係を重視する蔡英文政権を批判する声が噴出している。

台湾の野党国民党は習近平政権の影響を強く受けており、彼らは中国政府の意を受けてアフガニスタンのタリバン政権復活を、蔡英文政権を批判する好機として利用している。
しかし、蔡英文総統が明言しているように台湾とアフガンは同じではない。

アフガニスタンは部族社会の寄せ集めであり、アフガン政府軍は初めから愛国心などかけらもなかった。タリバンはイスラム原理主義であり、奴隷制時代の女性が男性の従属物であった時代の古典的宗教だ。このような奴隷制の部族社会では資本主義は不可能であり、アメリカは軍事支配ではなく、宗教改革をこそ行うべきであった。

台湾は高度に資本主義が発達し、高度な教育も行われている民主主義の国であり、習近平ファシスト政権の支配など受け入れる余地はみじんもない。ましてやアフガニスタンと違い、海が隔てている。中国軍は歴史的に海戦で勝ったことがない。これは大陸国家の弱点であり、それゆえアフガンは明日の台湾ではないことは明々白々なのである。

むしろイスラム原理主義の矛先は、新疆ウイグルの人民を弾圧している習近平ファシスト政権の方が、その脅威に直面するであろう。習近平ファシスト政権の拡張主義の脅威は、高度な技術と経済基盤を有する台湾と日本が侵略の標的であることは明白であり、それゆえ台湾には日米の軍事的支援が確実に期待できる。我々日本人は台湾と日本は同じ侵略者の軍事的恫喝を受けているのであり、ともに侵略軍と闘うであろう。

「アフガンが明日の台湾」などというたわごとは、習近平ファシスト政権の願望に過ぎず、むしろ「アフガ二スタンの混乱は明日の中国」といい直すべきであろう。習近平ファシスト政権の内的脆弱性は、正にアフガニスタンのような政権崩壊を内包しているのである。彼らは内的脆弱性を外的侵攻で食い止めようとしているのである。
#台湾蔡英文政権
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コメント

同感です。

政権崩壊するのは中国の方だと言う点は
私も同感です。

中国は台湾を脅しているな!

 ホントにタリバンが脅威なのは中国でしょう。
 台湾は、アフガンとは違うというのは正解だと思います。

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