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ロシアの対日戦勝記念日変更の悪辣な狙い!

ロシア下院は4月14日に「対日戦勝記念日」を9月2日から3日に変更することを決議した。一般的に「対日戦勝記念日」は、イギリスは日本が降伏を発表した8月15日で、・韓国の光復節・北朝鮮解放記念日も8月15日である。アメリカは8月14日に日本の降伏が報道されたが、戦勝記念日は降伏文書に日本が調印した9月2日を「対日戦勝記念日」としている。

ところが中国は、日本政府が降伏文書に調印した9月2日の翌日を「対日戦勝記念日」としている。中国には今でも多くの「九三街」(9月3日通り)や「九三小学」(9月3日小学校)がある。今回ロシア政府が「対日戦勝記念日」を9月2日から3日に変更したのには、中国とロシアが今年の対日戦勝75年をともに祝えるようにする点に狙いがあると見なければならない。

ロシア政府は日本が降伏した昭和20年8月15日以後に当時日本の領土であった千島列島や樺太に侵攻し、貪欲に領土をかすめ取った。この後ろめたさがあるので「対日戦勝記念日」をこれまで降伏文書に日本が調印した9月2日としてきた。これを今になって9月3日に変更する目的は、中国の戦勝記念日に合わせたという意味以外には、理由が見当たらない。

つまりプーチンは日本の北方領土問題と、中国の尖閣諸島への野心をリンクさせ、領土問題で対日共同戦線を築こうとの狙いがある。もちろんこの共同戦線に韓国が竹島の違法占領を正当化するために参加することになろうことは明らかだ。

安倍首相は愚かにも今年の5月9日のロシアの戦勝記念式典に出席することに決めていたが、その戦勝記念式典の集会そのものが、コロナ感染症で開催が危ぶまれる事態が生まれたのは皮肉というほかない。

日本政府は、今後中国・ロシア・韓国の対日領土奪い取りの共同戦線への対抗策を立てておくべきである。この3国の連携の分断、外交的切り札の準備などをしておくべきであろう。同時に防衛力強化を急ぎ進めねばならない。
#対日戦勝記念日 #北方領土 #尖閣諸島 #竹島不法占領
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コメント

あり得る!

 領土問題で3国が共闘することは大いにあり得ます。
安倍首相は対日戦勝記念集会に出るべきではありません。

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